
まずスナッピーとはなにか?
ドラムの裏皮(スネアサイド)にあて、スネアドラム独特の響きを得るものです。
スネアの音色はシェルの材質やフープなどのパーツ類の組み合わせによって、音色や鳴り方が決まります。
しかし、最終的な響きや反応の良し悪し、残響などの殆どは、
実はスナッピーによって作り出されている部分であり、
スネアの音作りには大変重要な役割を果たしています。
例えば、同じスネアでもスナッピーを交換しただけでも音色の印象を変える事が可能です。
スナッピーを選ぶポイントは大きく分けて、音量、残響、反応の違いと、更に音色の4点の特徴があります。
これらの中から自分の求める音作りに何が必要かを絞っていけば、好みのスナッピーが選択可能になります。
そしてさらに!もうひとつ付け足しておく事があります!
スネアサイドヘッドとの当たり方には「内面当たり」「全面当たり」の2タイプがあるのです。
内面あたりはスナッピーのエンドプレートがドラムのリムより内面に位置し、コイル部分はスネアサイドの全面に接触しないタイプです。
今販売されているスネアのほとんどがこの「内面当たり」が主流といっても過言ではありません。
全面当たりは、エンドプレートがリムより外側に位置し、コイル部分だけがスネアサイド全面に接触しています。
全面当たりは、複雑な構造のストレーナーを用いた高級機に多く見られます。
全面あたりの良いところは、内面あたりと比べて
1 反応が内面に比べ早くなり、はっきりしたスナッピー音になる。
2 ゴーストノートなど繊細な音、より細かい表現にも敏感に反応し、音にする。
3 音が埋もれにくい。
です。
デメリットに関しては
1 ストレイナーが複雑になり、移動時に壊れやすい、調節が面倒になる。
2 スナッピーの交換バリエーションがない。
3 値段が高くなる。
です。
次に素材とスナッピーの本数お話ししましょう。
本数はおおむね10~42本程度で、中でもコイル製で16本、20本、24本、42本を使用したものが多いです。
僕はTAMAから発売されているMS42R14Sの42本の幅広のスナッピー、LUDWINGのL−1930Cの20本スナッピー、PURESOUNDの B−1420をよく使っています。
コイル:らせん形。余韻が長く音量があります。
ストレートケーブル(ステンレスワイヤー):ステンレス材、直線形。歯切れが良く、ツブ立ちが豊かです。
ストレートケーブル(ブラスストリングス):真鍮(しんちゅう)材、直線形。ヘッドのエッジ周辺で演奏するピアニッシモ(ロール含む)への反応が良く、またダイナミクスレンジが豊かです。
スナッピーの寿命、交換の目安について
ヘッドコンディションに問題が無いのに、音量感が少しなくなってきたような場合や以前よりも金属質な残響が気になる場合は交換です。
そしてスネアサイドヘッドを破けない限り交換しない方も多いですが、スナッピー交換と合わせて交換がお奨めです。
スナッピーが切れるまで使うのもいいですが、ヘッドが破けるまで使うのと同じで、定期的に交換しましょう!
次にスナッピーをとめる為のコードについて
これも近年沢山の種類が出ていますが、大きく分けて2種類あります。
コードとテープです。
スナッピーを止めるスネアコード(紐)とスナッピーテープ(プラスティックフィルム製)とでは音色と耐久性に違いがあります。
音色の面では、スナッピーの収まりも良く自然な鳴りが得られるのはスネアコードです。
ですが、細い紐で出来ている為に、ライブ中に切れてしまったりする事も稀にあるのです。
スナッピーテープの場合、材質が硬くスネアコードに比べて弾力性がない為、スネアサイドやスナッピーの鳴りを不必要に止めてしまいます。しかし、耐久性の面で圧倒的に強度があるのはスナッピーテープです。
僕は比較的パワーヒットする方なので、このスナッピーテープを使用しています。
レコーディングやライヴ中に「スネアコードが切れてしまう」というような方にはこちらの方をお勧めします。
ちなみに僕の好んで使うのはカノウプスのスネアワイヤーコードです。